開所にあたり
このたび、一般財団法人ヤマキン学術文化振興財団では、高知県内唯一となる歯科技工士養成所を開所いたします。
入れ歯や差し歯づくりを担う歯科技工士は地域医療を支えていますが、高齢化が全国的に進み、資格従事者が急速に減少しています。
高知県では2010年に歯科技工士養成校が廃校となりました。
このことは高知県にとどまらず全国的にも課題となっており、新たな歯科技工士の養成は困難を極めております。
日本の歯科技工技術は、今もなお世界一流を誇っており、今後の活躍も期待されています。
世界に通用する歯科技工士の養成に取り組み、先端デジタル技術と実践的なマネジメントを学び、各々の夢実現のための一助とし、次世代を担う方と一緒に次世代医療を歩み続けたいと願っています。
一般財団法人ヤマキン学術文化振興財団
理事長 山本 裕久
ごあいさつ
昨今、歯科技工士の高齢化が問題視されており、歯科技工従事者の年齢は50歳以上が全体の約60％と大半を占めているのが現実です。また、歯科技工士学校の減少などで後継者不足も大きな要因となっております。
特に地方においては、長年若年層の大都市への流失等で人口減少や高齢化が加速し「地域歯科医療崩壊」も懸念されております。
高知県は特に高齢化が進行し歯科技工物の製作者減少も重なり、需要と供給のバランスが崩れると言われています。
本県の地域歯科医療向上に対処するために、歯科メーカーのYAMAKIN株式会社（本社：高知県香南市）の力添えを頂き、本養成所を開設いたしました。
ヤマキン歯科技工士養成所
所長 大西 隆史
